京王鉄道教習所編(2010年11月)

京王 5000系 鉄道旅行記

日帰りでの鉄道施設体験の旅
移動手段:私鉄

1日目

  • 京王電鉄 鉄道教習所★★★★
    京王電鉄 鉄道教習所の見学ツアーに参加しました。鉄道教習所の内部は撮影できませんでしたが、建物の外と京王資料館は撮影が可能でした。いずれの施設も、とても貴重な体験でした!


    今回は、映画「RAILWAYS」の舞台を訪ねる出雲ツアーの特典として、京王電鉄 鉄道教習所の見学ツアーに参加させていただきました。もちろんアクセスは京王線です。写真は9000系です。


    鉄道教習所のある京王研修センターは、京王堀之内駅からバスで約10分のところにあります。普段は一般公開されていないようです。映画では、主人公の研修先として登場しています。


    鉄道教習所では、信号扱訓練室、事故展示室、動力車操縦者養成所専用教室、CAIコンピュータ支援教育教室(教育用ソフト:常磐線三河島事故再現CG等)、食堂、動力車操縦者養成所教材室(運転シミュレータ:車掌訓練・運転士訓練)、駅業務訓練室、ホーム訓練室(転落検知装置、転てつ機操作、ホーム下退避スペース)を見学した後、外に出て展示車両を見学しました。

    運転シミュレータは、本物の運転台を使用していて、揺れも再現されていました。運転している人の後ろに立っていると、本当に電車が動いているかのように感じます。我々はお客さんなので、シミュレータには何も異変が起きない設定にしていただきましたが、実際の研修ではいろんな非常事態が発生して、それぞれの対処方法を学ぶそうです。


    こちらは、映画「RAILWAYS」でも登場した5000系で、1996年まで活躍していた名車です。既に引退した車系ですが、「RAILWAYS」の舞台である一畑電車では今でも現役で活躍しています。


    こちらは1984年に引退した2010系、通称「グリーン車」です。この車両には、確か側面に行先や種別の表示がなかったんですね。当時は発車案内表示や放送がない駅が多かったので、先頭車両の前面にある行先と種別の表示を見落とすと、どこ行きの何が来たんだかさっぱり分からなくて困ったものです。。。しかも、結構なスピードで入ってくるので、一定の動体視力が必要で…今は、とっても便利になりましたね。


    昔懐かしい京王の社章です。京王の「京」をデザイン化したもので、丸は車輪を表していたと思います。


    こちらは2400形だそうです。現役時代に乗ったことはありませんが、かつて多摩動物公園駅前に展示されていたとのことで、それはよく覚えています。


    ポイントや踏み切り、信号機など、実機で研修できるようになっています。このポイントは、映画に登場していたと思います。京王線の軌間は1372mm(4フィート6インチ)で「馬車軌間」とも呼ばれていますが、京王の社員さんは「東京ゲージ」と言っていました。

    JRの在来線よりも広く、新幹線よりも狭い、少し珍しい線路幅なんです。2024年現在でこのゲージを採用している他の鉄道事業者は、東京都交通局の荒川線と新宿線、函館市企業局交通部の函館市電、東急電鉄の世田谷線のみのようです。


    階段があって中に入れる様になっていましたが、今回は車内見学NGでした。


    とても貴重な体験でした。これらの車両の一部は、現在は多摩動物公園駅にある京王レールランドに展示されているようです。
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